中古住宅を購入して、これから新生活を始めることを楽しみにしているみなさんへ。
計画性を持ってスムーズに手続きを進めたい気持ち、よく分かります。
中古住宅購入後、どんな手続きが必要なのか、どのタイミングで何をすればいいのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、中古住宅購入後の手続きを、時期別に解説し、スムーズな引っ越しと新生活のスタートをサポートします。
目次
中古住宅購入後の引っ越し前後の流れ
中古住宅を購入した後、引っ越しまでにやっておくべき手続きは、大きく分けて「引っ越し前」と「引っ越し後」の2つに分けられます。
それぞれの時期に、どんな手続きが必要なのか、具体的な項目を挙げながら解説していきます。
引っ越し前にやっておくべきこと
引っ越し前に済ませておきたい手続きは、大きく分けて3つあります。
1: 現地確認
引き渡し前に物件の現地確認は行いますが、最終確認として引き渡し後にも行わせてもらうことをおすすめします。
売主や不動産会社の立ち合いのもと、契約内容と照らし合わせて、付帯設備や物件の状態を改めて確認しましょう。
特に注意すべきは、設備の不具合や劣化です。
設備が壊れていた場合、直してもらえるのか、修理費用は誰が負担するのかを事前に確認しておきましょう。
また、一戸建ての場合は、境界線が曖昧だったり、越境していたりするケースもあります。
トラブルを防ぐためにも、現地でしっかりと確認しておきましょう。
2: ホームインスペクション
ホームインスペクションとは、住宅の専門家が建物の構造や劣化などを診断するサービスです。
売買契約前や引き渡し前に実施していなかった場合は、引っ越し前に検討してみましょう。
専門家の目で建物の状態を診断することで、安心して新居に移住できます。
また、設備の劣化具合を把握することで、今後のメンテナンス計画を立てることも可能です。
もし、雨漏りやシロアリ被害など、目に見えない部分の損傷(瑕疵)が見つかった場合は、売主に連絡し、責任の所在を明確にしてから対応するようにしましょう。
3: ライフラインの申込み
引っ越し前に、ガス、水道、電気、インターネットなどのライフラインの手続きを済ませておきましょう。
ガスや水道は、契約後すぐに利用できる場合が多いですが、ガスに関しては開栓の立ち合いが必要となるケースもあります。
インターネットは、マンションの場合、決められた会社しか利用できない場合があります。
引っ越し前に、事前に確認しておきましょう。
中古住宅購入後の手続きをスムーズに!
引っ越し後も、住所変更や税金など、様々な手続きが必要になります。
それぞれの項目について、詳細な説明と注意点を紹介していきます。
1: 住所変更
引っ越し後、まず最初に済ませておきたいのが、住所変更です。
住民票の変更はもちろんのこと、運転免許証、銀行、クレジットカード、携帯電話、郵便物転送、勤務先、学校など、様々な機関に住所変更の手続きが必要です。
事前にリストアップし、忘れずに手続きを進めましょう。
特に、住宅ローンを利用している場合は、銀行に住民票の提出を求められる場合があります。
早めの手続きを心がけましょう。
2: 税金
中古住宅を購入した場合、固定資産税や都市計画税などの税金がかかります。
税金は、毎年、市区町村から納税通知書が届きますので、それに従って納税しましょう。
また、住宅ローン控除を受ける場合は、購入後の翌年の確定申告時に必要書類を揃えて税務署に申告する必要があります。
3: その他
住所変更や税金以外にも、引っ越し後に様々な手続きが必要になります。
例えば、火災保険の住所変更、生命保険の住所変更、マイナンバーカードの住所変更、自動車の住所変更、ペットの登録変更などです。
これらの手続きは、忘れがちなので、引っ越し前にリストアップしておくと安心です。
まとめ
中古住宅購入後の手続きは、引っ越し前、引っ越し後ともに、様々な手続きが必要になります。
今回は、時期別に必要な手続きを解説しました。
スムーズな引っ越しと新生活のスタートのために、事前にしっかりと準備しておきましょう。