スタッフコラム

2024.10.04

中古住宅の購入で値引きは可能?交渉におけるポイントと注意点を解説

中古住宅の購入において、値引き交渉は成功できるのか不安ですよね。
中古住宅の値引きについてお悩みをお持ちの方に向けて、中古住宅の値引き交渉について、交渉しやすい物件の特徴、注意点とともに解説します。
中古住宅の購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

中古住宅購入での値引き交渉とは?

中古住宅の値引き交渉は、売主と買主の間で価格を交渉することです。
不動産の売買では、この値引き交渉によって数十万円から数百万円お得に購入できる可能性があります。
しかし、値引き交渉は成功するとは限りません。
売主の立場や物件の状況、交渉の仕方などによって結果は大きく変わります。

1: 値引き交渉の成功事例

「築20年の戸建て住宅を、売出価格から15%値引きで購入できた」
「周辺相場よりも高値で売られていたマンションを、10%値引きで購入できた」
このように、値引き交渉によって大幅な値引きを実現できたという成功事例は数多く存在します。

2: 値引き交渉の相場

中古住宅の値引き相場は、物件の種類や築年数、立地条件などによって異なります。
一般的には、築20年までの物件であれば、売出価格から10%〜15%程度の値引きが期待できます。
しかし、築年数が古い物件や、立地条件が悪い物件などは、値引き交渉が難しい場合もあります。

3: 値引き交渉は「交渉」であることを忘れずに

値引き交渉は、あくまでも売主と買主の間での「交渉」です。
一方的に値引きを要求したり、上から目線で交渉したりするのは、売主との関係が悪化する可能性があります。
売主の立場を理解し、誠意を持って交渉することが大切です。

 

中古住宅購入における値引き交渉成功のポイント

値引き交渉を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。

*値引き交渉しやすい物件の特徴

値引き交渉しやすい物件には、いくつかの特徴があります。

・長期間売主が見つかっていない物件
・周辺相場から見て値段が高すぎる物件
・築年数が古い物件
・物件購入時に住宅ローンが使えない物件
・物件の引き渡し日がかなり先の日付
・売主自身が早く売りたいと考えている物件

これらの特徴を持つ物件は、売主が値引きに前向きになる可能性が高いと言えます。

*値引き交渉の際の注意点

値引き交渉には、いくつかの注意点があります。

・売主と信頼関係を築く
値引き交渉を成立させるためには、売主との良好な関係を築くことが大切です。
強引に値引きを求めたり、自分にとって都合の良い条件ばかりを押し付けると、売主から売却を拒否され、取引が失敗に終わる可能性があります。
そのため、値引き交渉をおこなう際は、売主の立場も考慮した上で交渉することが必要です。

・価格だけでなく物件の価値も見る
値下げ交渉の際は、価格を安くすることだけに集中してはいけません。
物件の資産価値を考えたときに、値下げ後の価格が妥当かどうかの判断も大切です。
売出価格から値引きできたからといって、物件の資産価値を考慮すると割高となる可能性もあります。

・住宅ローン控除の対象となるか
購入する中古住宅が住宅ローン控除の対象になるかどうかも注意点です。
住宅ローンを組んで中古住宅を購入すると、一定の条件を満たせば、年末の住宅ローン残高の0.7%を所得税から控除することができます。
そのため、所得税の節税をしたい場合は、住宅ローン控除の対象となる物件かどうかを確認することが大切です。

 

 

まとめ

この記事では、中古住宅の値引き交渉について解説しました。
値引き交渉は、物件の状況や交渉の仕方によって結果が大きく変わるため、事前にしっかりと準備しておくことが重要です。
値引き交渉しやすい物件の特徴や、交渉の際の注意点などを参考に、自信を持って交渉に取り組んでみてください。