中古住宅を購入し、住宅ローン控除の申請を検討されている方は、必要な書類をスムーズに準備し、手続きを進めることが重要です。
そこで今回は、中古住宅購入時の住宅ローン控除の申請手続きと必要書類について解説します。
目次
中古住宅の住宅ローン控除申請における必要書類
中古住宅を購入した際の住宅ローン控除の申請は、初年度と2年目以降で必要な書類が異なります。
1: 初年度の確定申告
初年度は、確定申告を行い、税金の一部を還付してもらう必要があります。
確定申告に必要な書類は以下の通りです。
・確定申告書
・(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書
・金融機関から交付される住宅ローンの年末残高証明書
・建物・土地の登記事項証明書
・建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し
・マイナンバーカード(もしくはマイナンバー記載の住民票など)
・源泉徴収票
2: 2年目以降の確定申告
2年目以降は、確定申告書と住宅ローンの年末残高証明書のみで手続きが完了します。
ただし、自営業者やフリーランス、または会社員で年間の給与総額が2,000万円以上の人は、2年目以降も確定申告が必要になります。
3: その他の必要書類
中古住宅を購入する場合は、住宅の耐震性能が分かる書類を添付する必要があります。
耐震性能証明書などの書類は、売主から取得するか、自分で取得する必要があります。
また、住宅の種類や環境性能を証明する書類も必要となる場合があります。
確定申告の準備から提出方法まで
確定申告の準備は、早めに始めることが大切です。
1: 必要な書類の確認と入手
確定申告に必要な書類は、金融機関や勤務先、市区町村役場などで入手できます。
早めに確認し、不足している書類があれば、すぐに取得手続きを行いましょう。
2: 書類の作成と提出
必要書類が揃ったら、確定申告書と住宅借入金等特別控除額の計算明細書を作成し、税務署に提出します。税務署への提出は、郵送、窓口、e-Taxなど、様々な方法で行えます。
確定申告の締め切りは毎年3月15日です。
3: 提出後の確認
確定申告書を提出後、税務署から受理通知が届きます。
還付金の金額は、確定申告書の提出から数か月後に振り込まれます。
まとめ
中古住宅の住宅ローン控除申請は、必要な書類を準備し、手続きを進めることが重要です。
初年度は確定申告が必要で、2年目以降は確定申告書と住宅ローンの年末残高証明書のみで手続きが完了します。
確定申告の準備は早めに始め、必要な書類を揃えて、期限内に提出しましょう。