スタッフコラム

2024.06.13

中古住宅購入者が知るべき!住宅ローン控除の基本と上限

中古住宅を購入する際に、気になるのが「住宅ローン控除」ですよね。

「中古住宅でも住宅ローン控除は受けられるの」
「新築と比べて、控除額は少ないの」

そんな疑問をお持ちのあなたのために、中古住宅の住宅ローン控除について解説します。
今回は、中古住宅の住宅ローン控除の仕組み、上限額、そして賢く活用するための方法を詳しく解説していきます。

 

中古住宅の住宅ローン控除と上限とは?基本を押さえる

中古住宅でも、新築住宅と同様に住宅ローン控除の対象となります。
しかし、新築住宅と中古住宅では、控除額や控除期間に違いがあります。

1: 住宅ローン控除とは

住宅ローン控除は、住宅ローンを借りて住宅を取得した場合に、住宅ローンの支払額を一定期間、税金から差し引いてもらえる制度です。

正式名称は「住宅借入金等特別控除」といい、新築住宅・中古住宅のどちらにも適用されます。
住宅ローン控除を受けることで、毎年の税金負担を軽減し、住宅購入の経済的な負担を減らせます。

2: 中古住宅の住宅ローン控除の限度額と期間

中古住宅の住宅ローン控除は、新築住宅と比べて控除期間が短くなっています。
具体的な限度額と期間は以下のとおりです。

・一般的な中古住宅:控除期間10年、限度額は2,000万円
・買取再販住宅:控除期間13年、限度額は4,000万円

一般的な中古住宅の場合、控除期間は10年です。
一方、買取再販住宅は新築住宅と同じく13年間控除を受けられます。

3: 控除額の計算方法

住宅ローン控除の控除額は、住宅ローンの年末残高に0.7%をかけた金額となります。
例えば、3,000万円の住宅ローンを借りて購入した場合、1年目の控除額は21万円(3,000万円 × 0.7%)となります。

4: 控除を受けるための条件

住宅ローン控除を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。

・住宅ローンを借りて住宅を取得していること
・住宅を取得した日から起算して10年または13年以内に住宅の所有権を取得していること
・住宅を自己の居住の用に供していること
・住宅の取得価格が一定金額以下であること

 

中古物件のローン控除を最大化する方法

中古物件で住宅ローン控除を最大限に活用するためには、いくつかのポイントを押さえましょう。
ここでは、中古物件の住宅ローン控除を最大限に活用するための戦略を解説します。

1: 繰り上げ返済を活用する

繰り上げ返済は、住宅ローンの返済期間を短縮し、利息負担を軽減するための有効な手段です。
繰り上げ返済を行うことで、住宅ローンの残高が減少し、翌年の控除額も減少します。

2: 給付金制度の活用

中古物件の購入には、自治体や国から給付金が支給される場合があります。
給付金制度を活用することで、住宅購入の費用を大幅に抑えられます。
住宅ローン控除と併用できる場合もあるため、事前に情報収集を行い、活用できる制度がないか確認しましょう。

3: 返済プランを見直す

住宅ローン控除を最大限に活用するためには、無理のない返済プランを立てることが重要です。
返済プランを見直すことで、毎月の返済負担を軽減し、繰り上げ返済などの余裕資金を確保できます。

4: 税理士に相談する

住宅ローン控除は、複雑な制度です。
制度の内容や、控除額の計算方法などがよくわからない場合は、税理士に相談することをおすすめします。

 

 

まとめ

中古住宅の住宅ローン控除は、新築住宅と比べて控除期間が短いですが、適切な活用方法によって、住宅購入の経済的な負担を軽減できます。
繰り上げ返済や給付金制度などを活用することで、控除額を最大限に引き出し、賢く住宅購入を進めましょう。
また、税理士のような専門家に相談することで、より効果的に制度を活用できる場合があります。

中古住宅の購入を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にして、住宅ローン控除の制度を理解し、賢く活用してください。