スタッフコラム

2024.01.17

築20年の中古住宅が賢い選択!狙い目築年数と購入ポイント解説

中古住宅の購入を検討するとき、築年数は重要な判断基準となります。
特に築20年前後の物件は、コストパフォーマンスや購入戦略の面で大きな魅力を持っています。
この記事では、築年数が購入戦略にどう影響するか、その理由と購入時の注意点について解説していきます。

 

築年数で異なる!狙い目の築年数は?

築年数が20年前後の中古住宅は特に狙い目と言えます。
その理由は、主に以下の3点が挙げられます。

 

*1:価格の下落率が高い

築年数が20年を超えると、物件価格の下落率が顕著になります。
東日本不動産流通機構のデータによると、築21〜25年で価格は約75%に、築26〜30年で約64%に下落します。
この価格の下落は、大きな魅力となるでしょう。

 

*2:住宅ローン控除の適用可能性

住宅ローン控除は築20年以内の物件に適用されます。
築20年までの物件では、住宅ローンの年末残高の1%を10年間所得税額から差し引けるため、築年数に注目することは大いに意味があります。

 

*3:耐震基準への準拠

1981年に改正された耐震基準は、震度6強〜震度7の地震でも倒壊・崩壊しにくい建物を求めています。
築20年以内の物件は、この新耐震基準を満たしており、安心して購入できる要素となります。

 

築20~25年の中古住宅購入時の注意点

築20〜25年の物件を購入する際には、以下のポイントに注意することが重要です。

 

1:リノベーションの必要性

築年数が古い物件では、リノベーションが必要になることが多いです。
リノベーションの範囲と予算を事前にしっかり計画し、必要な修繕を見極めなければなりません。

 

2:周辺環境の確認

建物に関することはリノベーションによってある程度変更ができますが、物件の立地や周辺環境は変更できません。
学校や公園、ショッピング施設の近くなど、生活環境に合った物件選びを心掛けましょう。

 

3:物件の状態検査

外壁や屋根の状態、内部の劣化具合など、専門家による詳細な物件検査を行うことで、予期せぬ修繕費用を避けられます。
また、物件が手放された理由も確認しておくと良いでしょう。

 

 

まとめ

築20年前後の中古住宅は価格、ローン控除、耐震基準の面で魅力的です。

しかし、リノベーションの必要性や周辺環境、物件状態の検査など、購入時には慎重な検討が求められます。
中古住宅購入を成功させるためには、これらのポイントをしっかり押さえることが不可欠です。
知識を踏まえた上で物件を選択し、快適な生活を送りましょう。